10月に放送が迫る話題沸騰のTVアニメ『寄生獣 セイの格率』! 監督&プロデューサーへのインタビューを本誌から特別公開!
2014/08/25 00:00
[アニメ] [アフタヌーン本誌情報] [インタビュー・対談]
タイトルは『寄生獣 セイの格率』と決まり、ミギーや新一などのメインキャストも発表されました(関連記事)。
このTVアニメの特報として本日8月25日(月)発売の「アフタヌーン」10月号の巻頭カラーに掲載されているインタビュー記事から、清水健一監督と中谷敏夫プロデューサーのインタビューを特別に公開します!
今の物語として今の人に観て欲しい
清水健一監督(以下清水) やっぱりこの作品に取り組むのは怖いです。完結して20年がたった作品なので、今の時代に合わせて変えなきゃいけない部分がある。たとえば携帯電話とか学生服とか髪型です。でもやっぱり変えるのは怖い。だけど、設定が少し変わっているので、見た目上、変わったように見えるかもしれないけれど、実は本質的な部分はそんなに変わってないと思う。中谷敏夫プロデューサー(以下中谷) 今回のポイントはスタッフ全員原作ファンだということ。我々はノスタルジックなものを作りたいわけではなく、今を生きる人たちに今の物語として観て欲しい。そう思って作っています。
ミギーの声優は平野綾さんしかいない
中谷 普通に考えたらミギーの声は男性になると思う。ただ、最初に思ったのは今やるんだから、今20代の若い声優でやりたいと思った。新一役の島﨑さんと里美役の花澤さんが起用できた。この二人はメインを張るにふさわしい人気と実力を持った若手だ。その中でミギー役の声優に座長になってもらいたい。彼らをまとめ上げるには確かな演技力と艶を兼ね備えた平野さんしかいないと思う。まあ、見ていてくださいよ。残虐なシーンを描きたいわけではない
中谷 『寄生獣』が持つ残虐性をちゃんと出したい。ただグロいものをやりたくてやるわけではなく、それが作品にとって必要だから。ただ、そのままやってしまうとテレビで放映できなくなってしまうので、新しい表現を模索しなければならない。地上波民放アニメとして、そこは逃げる気は一切ない。清水 人間が持つ残虐性を表現するためには、寄生生物たちの残虐なシーンはやらないといけない。アクションシーンも当然きっちりやりたい。でも一番気を付けて描きたいのは新一、里美、ミギー、田宮などの日常シーンです。微妙な表情は線一本でまったくニュアンスが変わってしまいます。岩明さんの描いた「人間とミギーの生命の対話」、このドラマを大事にしっかり表現したいと思います。とても難しいですけど。
本誌ではミギー役の平野綾さんと新一役の島崎信長さんのコメントも掲載されていますので、そちらも是非ご覧ください。
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